海外で生卵を食べるのは不安…と思っている人は多いはず。実際、海外で卵に当たった人も多いです。
しかし、イタリアの生卵はどうなのか?また、海外の生卵の危険性、日本とどう違うのかわかりやすくまとめました!
イタリア以外の海外在住の方もこれを読んで頂ければ、生卵について知識が深まると思います。
イタリアの卵は安全性が高い
結論から言うと、イタリアの生卵は他の国に比べて「比較的、安全」です!
なぜならイタリア料理は、カルボナーラ、ティラミス、ザバイオーネ等、火を通さない卵を使う料理が多いため、日本と同じく生食を考慮して生産されています。
ただし、この記事は安全を保障するものではありません!火がしっかり通っていないイタリアの卵を食べる場合は、自己責任でお願いします!
また、保存状態が悪いと当たる危険性があるので、イタリアでも日本でも新鮮で保存状態のいいものを使用してください。
※取り扱いついては下に詳しく書いてます。
どうして海外の生卵は危険なのか?
一番の理由は、飼育環境の違いです。
鶏が体内にサルモネラ菌を持っている場合、卵の中にも菌が入ってる可能性があります。
この場合は卵の殻の表面を殺菌しても意味がありません。
また、体内にサルモネラ菌を持っている鶏は糞尿にも菌がいるため、殻の外側にもサルモネラ菌が付着している可能性があります。
つまり、飼育環境によってサルモネラ菌の有無は左右されるため、生食を前提にしている日本の養鶏場の場合、ほぼサルモネラ菌は存在しません。
(養鶏場ではなく、家庭で飼っている鶏はサルモネラ菌を持っている可能性があります。)
日本は出荷前にも殻を専用の消毒剤で消毒することが義務付けられていてより安心ですが、消毒なしでもサルモネラ菌はほぼゼロなほど、飼育環境が整っています。
つまり、生食を前提にしていない国の飼育環境の場合、鶏自体がサルモネラ菌を持っているため、卵の中と殻の表面にサルモネラ菌が存在します。
そして消毒されていない場合も多いです。(もっとも、体内にサルモネラ菌を持っている鶏は卵の殻を消毒しても危険ですが)
卵の取り扱い方・保管方法
参考元:日本卵協会
以下の場合は、70度以上の熱で1分以上加熱してください。サルモネラ菌が死滅すると言われています。
(しかし火が通りづらく生の部分があると菌が残っている場合があるので、ドロドロの半熟にはせずしっかり火を通してください)
洗うのは危険!
卵の殻には無数の空気穴があるため、表面が汚れているからといって洗うのはより危険です!
殻にサルモネラ菌がついている場合、水で洗うことにより中まで浸透してしまいます!
また、ゴシゴシ拭いてしまうのも中に浸透してしまう危険があります。
日本ではありえませんが、イタリアの卵は糞や羽がついてることがあり、気になる際はやさしく拭き取るのがベストです。
(サルモネラ菌を体内に持っていない鶏の場合は、糞がついてるからといってサルモネラ菌もついているとは限りませんが、生食する場合はなるべく触れないようにするのが安全です)
さいごに
さいごにもう一度言いますが、この記事は「イタリアの卵の生食の安全性を保障する記事ではありません」!イタリアの卵で食あたりしても私は責任を持ちません!笑
責任は持てませんが、私の経験上は一度も当たったことはないです。
TKG(卵かけごはん)もたまにしますし、目玉焼きやゆで卵を作る際も黄身は生の状態が好きなので、かなり半熟です。
しかしホテルや飲食店などで提供された半熟卵は、保存状態が悪いと当たる可能性があるので不安な旅行者の方は避けた方が無難です。これは日本でも言えることです。
イタリアと日本以外の国はわからないので、より注意してくださいね。
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