私のイタリア人旦那のおばあちゃんが作る、パルミジャーナの作り方を教えてもらいました!
パルミジャーナは色々なレシピがありますが、おばあちゃんの作るパルミジャーナはラザニアに近いレシピ。
(通常、パルミジャーナにパスタは使いませんが、このレシピはパルミジャーナとラザニアのあいのこ)
下準備にかなり手間はかかりますが、パスタやトマトソースは出来合いのモノを使えば工程は簡単。もちろん、全て手作りした方が美味しくなるので、ご自身のキャパに合わせて作ってみてください!
ちなみに…
パスタとは、小麦粉と水でこねたタネをイタリアではパスタと呼びます。なので、ピザの生地もパスタ、スパゲッティやペンネもパスタ、ラザニアの層になっているシートもパスタです!天ぷらもパスタを使っていると言っても、イタリア語的には間違いではありません。
さらに余談で、美味しいピザはパスタで決まるそう。
下準備と材料(3~4人分)
35cm×20cmくらいのバットを使う場合の分量です。お手持ちのオーブン用バットによって分量を調節してください。
トマトソース
トマトソースは、パスタ用のトマトソースを代用しても構いません。(ボロネーゼ用でもOK)
手作りする場合のレシピを紹介します!
詳しいちゃんとしたレシピを知りたい方は「イタリアの本格トマトソースのレシピ!~マンマ直伝!長期保存可能~」を見てください!
以下は簡単即席トマトソースの作り方です。
【材料】
トマト 500gぐらい
※生トマトでもホール缶でもカットトマト缶でも、ピューレでもなんでもいいです。生トマトを使う場合は種や皮、ヘタ付近の白い部分を取り除く。滑らかな方が好きな人は火にかけてから濾す。
玉ねぎ(みじん切り) 1/4ぐらい
セロリ(みじん切り) 1/2本ぐらい
人参(すりおろし) 1/2本くらい
※野菜はフードプロセッサーにかけてもOK
塩 適量(加減は味見してみてね!)
【作り方】
全部鍋に入れて火にかける。沸騰したら弱火にして20~30分ほど煮込んで、水分がほどよく飛んで味が凝縮されたら完成。
ズッキーニまたはナスを揚げる
縦に薄切りにしたものを使用。二層分敷き詰められる分量で。
素揚げ、または小麦粉をつけて揚げる。
おばあちゃんは、小麦粉・卵・水・塩を混ぜたものをつけて揚げたズッキーニを使用。
これはズッキーネ・パステッラーテ(Zucchine Pastellate)というイタリアの料理で、天ぷらに非常によく似た料理です!
挽き肉とチーズ
炒めて粗熱をとった牛挽き肉、細かく切ったモッツァレラチーズ、粉チーズ(あればパルミジャーノ)を混ぜ合わせる。
パスタ
小麦粉と卵と水でパスタを作りますが、パスタマシンがないとかなり大変。(パスタの作り方は割愛)
また、市販のラザニア用パスタを使った方が、生地が薄いため、ずっしりと重くなりにくいパルミジャーナが作れます。形も崩れにくいので、パスタを作りなれていない人は市販のをオススメします。
今回使ったのはこちら。
パスタの準備ができたら(または市販のパスタ)、沸騰したたっぷりのお湯で湯がきます。
湯がいたら、水にさらして冷まします。
作り方
トマトソース・ズッキーニ(ナス)・挽き肉・パスタの4つの準備ができたら、あとは簡単です!
①まず、オーブン用バットに、トマトソースを薄くひきます。(適当で大丈夫!)
②次にパスタを隙間なく敷きます。大きさに合わせて手で割きます。重なるのは問題ないですが、隙間は埋めましょう。
③挽き肉をのせ、トマトソースをかけます。(上の写真のように大雑把で大丈夫)
④ズッキーニを敷き詰め、またトマトソース。
⑤ふただびパスタを隙間なく乗せ、トマトソース→挽き肉→ズッキーニ→トマトソース。
⑥3段目は、パスタ→トマトソース→挽き肉→パスタ。これで4cmくらいの厚みになります。
➆トマトソース→パスタを2,3回繰り返し、最後に粉チーズをふります。
⑧180度に温めたオーブンで20分ほど焼きます。
オーブンがない家庭はオーブントースターでもOK
これを作ったのは夏だったため、火力が強く熱を発するオーブンは使えず、オーブントースターを使用しました!
オーブントースターの場合は30-40分ほどかかります。
➈表面が焼けたらオーブンから取り出し、10分ほど放置し熱をとります。(熱いままナイフを入れると、形が崩れます)
➉ナイフで6~8等分に切って、お皿に盛り付け完成!Buon apeptito!
さいごに
焼きたては美味しくて、お腹すいてなかったのにも関わず、パクパク食べてしまいました!
こんなに手間がかかるにも関わらず、イタリアマンマは特別な日でもない普通の日のランチに作ります…。
私にはできない笑
手間はかかりますが、トマトソースは余ればスパゲッティなど他の料理使えますし、ズッキーネ・パステッラーテも料理の一品になりますので、前後日を利用して負担が少ないように工夫してみてください!
\イタリア料理のレシピ/
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