初級で習うイタリア語
「Di dove sei?」きみはどこの出身?
この質問に対して答えは、国ではなく街の名前を答えなくてはいけないと習いました。
だけど、イタリア人に長野県と言ったところで知ってるかわからないし、そもそも私が日本人だと知らない相手には日本人と言ったほうがいいんじゃないか??と、ずっと疑問に思っていました。
しかも、イタリア人と多く関われば関わるほどこの言葉に疑問を持つのです…
どちらの出身ですか?
日本語だとよく「何人?」とか「どちらのお国の方ですか?」など、国籍を直接聞くケースが多いと思います。
が、イタリア語では
Di dove sei?
きみはどこの出身?
Da dove vieni?
どこから来たの?
と聞きます。
Da dove vieni?は現在形ですが、日本語のように過去形にしてDa dove sei venuto?だと、伝わるには伝わりますが、イタリア人にとってはやりすぎな言葉みたいです。
答え方は
Di dove sei? どこ出身?
→Sono di Nagano. 長野出身です。
Da dove vieni? どこから来たの?
→Dal Giappone. 日本からです。
と、Da dove vieni?と聞かれた場合は、国名も使えます。
もし相手が日本人だと知らなければ
Sono di Nagano e Giapponeseと答えたほうが、質問を繰り返さずに親切な答え方だと言えると思っていましたが…
この間、旦那とお義父さんとこの”Di dove sei?”について話しました。
イタリア人も間違える
このDi dove sei?、イタリアにいれば必ず聞かれます。
日本人だと知った上で、イタリア人が聞いてくるのであればSono di Naganoと答えられます。
しかし…
中にはもっと別の意味で聞いてくる人もいるのです…
実は、「今どこに住んでるの?」という意味で聞いてくるイタリア人が多い!!
実際に、聞かれるのです。
-Di dove sei?
-Sono di Nagano…
–No no, dove abiti?
どこに住んでいるの?
だから、私は旦那と義父と食事しているときに聞きました。
「Di dove sei?って聞かれたら、
Sono Giapponese?と答えるべき?
それともSono di Nagano?
もしくは住んでる街の名前?」
すると、
「今住んでいる場所」を聞くのにDi dove sei?は本来、間違っているそうです。
日本語も間違って使っている日本人が多いのと同じということですかね。
また、Dove sei?と聞いてくる人もいますが、Dove sei?は今いる場所を尋ねる言い方なので、これも「今どこに住んでいるか」という質問としては間違っているみたいです。
というか、相手を目の前にしてDove sei?って質問は、ちょっと何言ってるんだ??と思われるみたいです。
しかし、こうやって間違っているイタリア語で聞いてくるイタリア人も多いので、状況に応じて答えなければなりません。
あと、Di dove sei?と聞かれたら、国じゃなくて地名を答えると学びましたが、Sono GiapponeseでもOKみたいです。
まとめ
観光客だと認識されていたら
-Di dove sei?
-Sono Giapponese
で問題ないでしょう。
さらにDi dove sei?と聞かれたら、Sono di Naganoと出身の都道府県を言います。
しかし、観光ではなく明らかにここで暮らしている人は、この問題にぶつかることが多いと思います。
例えばレストランで働いていたら…
-Tu sei giapponese o cinese?
きみは、日本人?それとも中国人?
-Sono Giapponese.
日本人です。
-Ah sei giapponese! Di dove sei?
ああ、日本人なんだ!!〇〇〇?
この質問…日本のどこの出身かを聞きたいのか、それとも今どの辺に住んでいるのか知りたいのか…
しかし、敢えて間違った質問に合わせた場合…
質問者が正しい意味で質問していたら、恥かくのはこちらになってしまうので、敢えて合わせる必要はないという結論に、私は辿り着きました(^^)
つまり、
-Di dove sei?
-Sono Giapponese./Sono di Nagano.
ということです。
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