イタリアで養子縁組をするには | イタリアに住んだネギ

養子縁組をしたいイタリアの友達夫婦から、イタリアの養子縁組事情を聞いているのでそれについて書こうと思います。

※又聞きになるので間違っていることや地域差があるかもしれません。

また、何か彼らの為になる情報があれば連絡くださると幸いです。

友達夫婦は残念ながら２人の事情により、子供を授かることが難しいようです。

それでも子だくさんを夢見ていた夫婦は、養子をもらうため調べました。

今はセミナーに参加したり、徐々に現実的になってきています。

イタリアの児童養護施設から養子をもらう

日本だと、「養子が欲しい=児童養護施設」が思い浮かぶのではないでしょうか？

しかしイタリアでは児童養護施設から養子縁組をするにはリスクがあるそうです。

なぜなら「子供を引き取ってから、１年以内にその子供の三親等までの親戚に承諾を得なければいけない」らしいのです。

承諾を得てから引き取るのではなく、引き取ってから承諾を得るそうです。

つまり、１年一緒に暮らしたのにも関わらず、承諾を全て得られない場合、その親と子供は引き離されてしまいます。

三親等までの親戚というのも、期限内に見つかるかもわかりません。

またこの制度を利用して、「サインが欲しければ金をよこせ」とゆする輩もいるそうです。

イタリアでも孤児はたくさんいるのですが、養子縁組をするのは難しいそうです…。

その夫婦と同じイタリア人の子供を養子にするのは難しいらしいので、外国からもらう方が安全で確実みたいです。

彼らはまだ生まれていない子の養子縁組を望んでおり、つまり、親の事情で出産はするのがその後育てるのが難しい人の子供を引き取りたいそう。

この方法だと、引き取ってから返さなければならない、脅される、などのリスクはなくなるそうです。

ただし、外国から子供をもらうとなるとそれなりの費用がかかってきます。そして全ての国から選べるわけではなく、限られた国になります。

参考資料にはおおよその目安しか書かれておらず、正確な費用はそのときにならないとわからないみたいです。

アフリカや南アメリカの一部の国では700ユーロ程
東南アジアの一部の国では1000ユーロ程
中国では1500ユーロ程が目安みたいです。

それ以外の国からの手段は今のところ見つかっていないそうです。

そしてすぐに引き取れるわけではなく、この家庭が適しているかなど裁判し、長い時間と労力を使ってやっと引き取れるらしいです。

その期間の長さもやってみないとわからない…

私も日本人の子供と、外国に住む外国人夫婦が養子縁組するにはどうしたらいいか、検索してみましたがなかなかハッキリした答えが出てこず…

ただアメリカに住むアメリカ人夫婦が日本人の子供を養子にもらう事例は発見しました。が、イタリアの場合は出てきませんでした。

しかし、今現在、イタリアで「出産はするが、育てられない親の子供」を引き取れるか連絡待ちの状態らしいです。

イタリアの法律はちょこちょこ変わるため、↑上の話をしたときよりはマシになっているそうで、とりあえず待ってみるそうです。

海外からもらうのもなかなか難しいらしく(仕事や収入、過去にかかった病気などでひっかかる)、彼らにとってはこれが今一番希望のある方法なんだとか。

もし何か彼らの役に立つ情報をお持ちの方がいましたら、連絡いただけると幸いです。

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