アブルッツォ州テラモ県に、アトリ(Atri)という小さな街があります。
カラフルな家やキレイな花がかざられているアンティークな可愛らしい街。
観光地になっている街自体は小さく、半日もあればゆっくり観光できます。
アトリの中心地
イタリア観光の際、「どこに行ったらいいかわからない」という場合は、まずはドゥオモ(Duomo)または大聖堂を目指しましょう!
ドゥオモとは街の一番重要な教会で、必ず街の中心にあります。
なのでそこを拠点に探索するとわかりやすいですよ!
サンタ・マリア・アッスンタ大聖堂(Cattedrale di Santa Maria Assunta)
車を駐車し、街の中に入ると「Centro(中心)」という看板がちょこちょこあります。
その看板に沿って行くと、広場に出て、この大聖堂とテアトロ(Teatro)が並んでヨーロッパの歴史ある美しさが一望できます。
テアトロ(Teatro Comunale di Atri)
テアトロとは劇場という意味で、芝居やオペラ、ショーなどが開かれる歴史的な建造物が多いです。
ここの広場でちょっとお茶するのもいいですね♪
私が来た時は、ちょうどマーケット(Mercato)が開かれていました。
祝日でもない月曜日に開かれていたので、毎週月曜日の午前中はマーケットが開催されているのかもしれません。
カラフルなかわいい街並み
中心地から一本道に入ってすぐ、お土産屋さんがありました。
アブルッツォ州名物のお酒やお菓子などが取り揃えてありました。
Centerbeという70度のアブルッツォのお酒もあったので、興味があれば是非!
始め、店主は無口で愛想のない人だと感じましたが、話してみるととても親切なおじさんでした。
東洋人の集団に、どう対応していいのかわからなかったのでしょう笑
お土産は帰りに買ったほうが荷物にならなくていいと思いますが、お昼休憩(13時~16時くらい)があるので注意してください。
アブルッツォ州は地震が多いため、こういう古い街は崩れやすく、修復工事中で外観が損なわれていたり、人が去って寂しい街になってしまったり、残念なところが多いです。
しかしこの街アトリは、地震の影響は見る限り全くなく、花も飾っている家が多いため、街並みがすごくキレイです。
街の外の景色は、海が見渡せます。
観光客に優しい住人
イタリア人、とくに田舎になればなるほど、観光客に優しい人が多いです。
昔、別のところで一人に道を聞いたら近くにいたイタリア人、3人が答えてくれました笑
今回も、そんな優しさに出会いました。
食べるところを探していたのですが、なかなか見つからず、ポルケッタ(豚肉のパニーニ)の出店があったのでそこで買おうとしたのですが
「残り1個しかない」と言われたので
「じゃあ、この辺にレストランありますか?」と聞いたら
ポルケッタを食べていたお客さんが
「あそこに見える緑のお店の奥にひとつあって、あっちの通りにもひとつあって、市役所の広場のところにもピッツェリアがあって、その奥にもひとつレストランがあるよ!」
と、やたら親切に詳しく教えてもらいましたww
お土産屋さんの店主もそうですが、優しい人が多く、安全な街だなぁという印象です。
しかし一番近そうなレストランに赴いたら、閉まっていました。
お昼の時間も過ぎていて、疲れもあったので結局近くのバールでパニーニを食べました。
ワインボトルのようなかわいいパッケージのビールも一緒に。
結構苦かったです笑
通常、イタリア人は「5分で到着するよ」と言いつつ、実際15分かかります。
パニーニを注文したとき、10分かかると言われたのでそれ以上待つ気でいましたが、実際5分で出てきたのもポイントが高いです笑
電車はなく、バスか車でしか行かれない場所ですが、お近くにいらした際は是非。
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