日本人はマナーがあって、約束を守り、役所や各手続きなどがスムーズにいき、不便なことは少なく、そういう面ではとてもいい国だと思います。
だからこそ、自分もそうしなくてはいけない、はみ出してはいけない、というプレッシャーがあり窮屈にも感じます。
また、日本人は考えすぎるため親切さや素直な優しさを出しづらい国民性ですが、イタリア人はそんなこと考えずに堂々としているので「優しさを素直に受け止められ」不必要なら「NO」と言えます。
自分を偽らなくていい
海外に移住して感じることの一番はやっぱりコレですかね。
「自分を偽らなくていい」
「自分に正直でいられる」
コレに憧れて住みたいと思う人もいるでしょうね。
日本では、人と同調しないと仲間外れにされる変なルールがあります。
私は違うと思う、こうしたい、と思ってもなかなか口に出せないことが多いです。
イタリアはいい意味でも悪い意味でも自由奔放な人が多いので、自分の意見を主張しやすいです。
周りのイタリア人に振り回されないように、意思を強くもってないといけませんが笑
ここ行かない?
いいね、そこ行こう
あ、ネギあそこ行きたがってたよね?あそこにする?
(もうそこ行く気満々だったけど…まぁいいか)
いいよ
やっぱり時間ないからやめよう
……
また、日本は変な決まりが多くないですか?
ある人のツイートで、「バイト先で大きめの飾りがついたヘアゴムで髪の毛を束ねていたら、飾りが大きすぎると注意された。これで誰かに迷惑かける?」とあり、まさにその通りだと思いました。
イタリアは好きな髪色で好きな髪型で、ネイルして働いている人が多いです。
労働法がちゃんとしている
唯一(え?)日本よりしっかりしていると思ったのが、ブラック企業が少ないということ。
イタリア(欧州)では日本でいう労働基準法がしっかり守られています。
問題になるのを恐れているため、有給もむしろ取れ取れ言われたり、残業代も払いたくないので帰れ帰れと言うそうです。
また、セクハラ・パワハラも、する側のリスクが高いため、あまりないのだそう。
「仕事が溜まっているのに、休み取れと言われて急遽休みになったけど、仕事に戻ったらもっと仕事しなくちゃいけない」
と友達が嘆いていたことがありました。
休みをしっかり取れるのはいいけど、仕事が溜まっているのに無理やり休み取らされるのはそれはそれで大変ですね笑
知らない人にも優しさがある
都会・田舎の差はあるかもしれませんが、日本にはない優しさがあるなぁと感じます。
この前、スーパーでまさにその優しさに触れたのですが…
~体験談その1~
レジがまあまあ混んでて、私は商品をひとつしか持っていませんでした。
私はレジに並んだのですが、私の前に並んでいたおばさんが
「それだけならお先にどうぞ」と言ってくれたのです。
すると、その前に並んでいたおじさんも「どうぞ」と先に並ばせてくれ、すぐに会計できました!
~体験談その2~
また別のときも、レジで「割引券はありますか?」と聞かれ、私は「持ってない」と答えると、後ろに並んでいた見ず知らずの女性が「良かったら使う?」と10%割引券をくれました。
こういう優しさに触れると、私も人にやさしくしようって思いますね~
他にも、道で困っていたりすると必ず誰かが助けてくれたり、お金をせがむ難民やジプシーにコインをあげる人も結構みかけます。
さいごに
「自分を偽らなくていい」
「考えすぎず自由に生きられる」
「優しさを素直に出せるし受け入れられる」
こういうところが好きでイタリアに住みたい!と夢を追いかけていました。
しかし、やはりイタリアにも礼儀はあるし、全てを素直に言っていいわけではありません。
イタリアに住み始めた当初はその塩梅(あんばい)が難しくて悩むこともただありましたね。
今は、徐々に慣れてきて自分を出せるようになってきました。
イタリアや海外に住んで良かったことや他の意見があればコメントください☆
コメント