昔、イタリア人からこんな質問を受けました…
「キレイな女性の、”な“って何?」
形容詞の「かわいい」は「かわいい女性」のように形容詞のあとに修飾される名詞をそのままくっつけるだけです。
一方、「キレイ女性」とは言いません。
実は「キレイ」は形容詞ではなく、形容動詞なのです。
形容詞と形容動詞の見分け方は、小学生のときに学びますが、日本人は自然とその見分けができているのです。
見分け方は「~である」をつけることができるのが、形容動詞です。
×かわいいである
→つまり形容詞
〇きれいである
→形容動詞
×美しいである
→形容詞
〇素敵である
→形容動詞
自然と正しいか間違っているか、判断できますよね?
でも、外国人は判断できません…
日本語の先生は外国人にどうやって教えてるのでしょうか。覚えるしかないのかな、やっぱり。
そして、はたまた別の友達からの質問…
私が「日本が好き」と「日本を好き」は同じ意味だと説明したら…
「を?何それ??“が”じゃないの??」
と聞かれました。
ふぇぇぇぇぇぇぇ
なんで?(;´∀`)私が聞きたい…
もう小中で習った国語なんて覚えてないけど、何が正しいのか間違っているのか並べてみました。
〇君が好き=君を好き
×君を愛してる=君が愛してる
〇肉を食べられる=肉が食べられる
×肉を食べる=肉が食べる
うーん…なんかひっかかる。。
あ!ヒラメイた!!
「が」を助詞にできないのは助動詞を伴わない動詞だ!!
つまり…
※助動詞とはvolere(want), potere(can), dovere(must)など。
①Posso mangiare la carne.
肉が(を)食べられる
②Voglio mangiare la carne.
肉が(を)食べたい
③Devo mangiare la carne.
肉が(を)食べなければいけない
んんんんんん???
③はおかしい…
ということは、①のvolereと②のpotereの助動詞は使える…
一方、助動詞を伴わない場合…
Mangio la carne.
肉を食べる
×肉が食べる
Amo italia.
イタリアを愛す
×イタリアが愛す
やっぱり“が”は使えません。
そして問題の「好き」ですが
そもそも「好き」は動詞ではありません。
形容動詞だそうです!!
てことは、また、形容動詞問題!?
ん?でも、
「空をきれいだ」「空を素敵だ」
とは言わないよね?
もう頭パンクです。
誰か助けて…_(´ཀ`」 ∠)_
コメント
初めまして。
いきなりすみません。
書かれていた形容詞についてですが、外国に方には い形容詞 な形容詞 という風に教えます。
い形容詞(い で終わる形容詞)
大きい 小さい 暑い 寒い
な形容詞 (な で終わる形容詞)
綺麗な にぎやかな 好きな
な形容詞の場合は 常に な で終わらないので気をつける必要がありますね。(名詞が後ろに続く場合、な が現れます)
綺麗な 桜 にぎやかな 町 など
私もイタリア人のパートナーがいますので、neghidakuさんの記事とても共感できます。
もうとっくに解決しているかもしれませんが、これが少しでもお役に立てば嬉しいです。
これからもイタリア生活奮闘しつつ楽しんでください。
失礼しました。
>Takakoさん
ためにる情報教えていただきありがとうございます!!
なるほど、始めから形容詞を種類分けして形容動詞という単語を使わずに説明するのですね。
たしかに、その方がわかりやすいかもしれません。
イタリア語にも、不規則動詞はたくさんあるように!
とてもありがたい情報ありがとうございます(^^
またコメントお待ちしております♪