日本のようには飲めない!酒好き・酒飲みにはちょっと辛いイタリア生活

突然ですが、私はまあまあの酒飲みです。

「ざる」とまではいきませんが、家でも毎日飲み、一人で飲み歩きするほど好きです。

※「ざる」とはお酒をいくら飲んでも酔わない人のこと。お酒に強い人。

そんな酒飲みな私ですが、残念なことにイタリアでは以前のような飲み方ができなくなり、日本で飲んでいた日々を恋しく思っております。

それは、イタリア人と日本人の飲み方の違い、文化の違いのせいです。

あ、旅行者の方は気にしなくて大丈夫ですよ!

ただし日本より治安が良いとは言えないので、泥酔したり夜遅くまで飲むのは控えましょうね!

 

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日本人のようにダラダラ飲まない

日本人の中で酒飲みは「ディナー」と「飲み」はセットと考える人が多く、居酒屋でつまみながら飲む人が多いですよね。

でもイタリア人は「ディナー」と「飲み」は必ずしもセットではなく、むしろ夕飯を家で食べてから飲みに出かける人も多いです。

人によっては「この後飲みに行くからディナーはお酒を飲まない」という人もいるほど。

私のような酒飲みからするとちょっと考えられないです。

 

空いたグラスは空いたまま

日本人って、まだグラスに残っていても次のお酒注文しますよね。

イタリア人はグラスが空でも追加注文せず、お喋りに没頭します…。

(デカンタやボトルでテーブルにあるときは、グラスが空になれば注いだり注いでくれたりします。)

お喋りするのはいいけど、まだお喋りを続けるなら飲み物頼もうよ!というジレンマ。

頼めるときは頼みますが、価格帯が高めのお店だと周りの様子をうかがってしまいます。

 

ちなみに、「とりあえずビール」文化もイタリアにはありませんw

レストランでは、食べ物と飲み物は同時に注文します。

ちょっとエレガントなレストランや、気が利く店員さんの場合は、先に飲み物を聞いてくれますが、多くの場所では食べ物を注文したあとに「飲み物は?」と聞かれます。

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低所得なのに外食代は高い

外での飲み方が違うのは、結構これが大きいのではないかとも思います。

イタリアの平均所得は日本に比べたらかなり低いです。

なのにレストランなどの飲食代は日本と大して変わりません。(むしろ日本は居酒屋や牛丼屋など安いお店が多い!)

日本は学生でも飲み会にポンと3000円払います。なんなら二次会にも行きさらに出費しますが、イタリアの一般庶民では一回の食事は15€(2000円)前後が普通で、20€(2500円)以上すると「高かったね」という感覚。

(ピッツェリアで例えると、ピザ6~8€+ビール一杯5€。これが一般的な一人あたりの食事)

なので必然的にガバガバ飲み物を注文できません。

 

夜に帰る手段が少ない

私の住む街だと終電は21時半です笑
(なんなら私の家は駅から離れているためバスを利用しないと帰れませんが、バスは19時ぐらいに終わります)

大きな都市なら深夜までありますが、イタリアの夜の電車は危険なので現地の人でも利用しません。

田舎だとタクシーはほぼ無いに等しいし、ローマでもタクシーを使う人は少ないです。(私のまわりのイタリア人は、日本で初めてタクシー使ったという人が多いです笑)

じゃあ夜飲みに行けないじゃん、と思われますが、実は飲酒運転が多いのがイタリア…。

日本ほど飲酒運転に厳しくないにしても、一年免停だったりそれなりに罰則が厳しいのにも関わらず、たくさんの人が飲酒運転しています。

(20,30年前の日本みたいですね!)

 

酒好きが少ない

イタリア人ってそもそもお酒好きな人が少ないんです。意外じゃないですか?

これは私だけの意見ではなく、日本に留学していたイタリア人の友達も同じことを言っていました。

もちろんお酒好きな人もいますが、日本人のようにベロベロになるまで飲む人は、日本人と比べるとかなり少数です。

旦那の友達はお酒飲む人が多いけど、終盤になるとお酒は控えてただ喋ってます。

だから飲酒運転するとしても、常識人はベロベロに酔っぱらって運転するわけではありません。(だからいいって訳ではありませんが…)

しかしやはり深夜に蛇行運転している人はいるんですね~。(それがアルコールなのか別のものなのかわかりませんが…)

もし蛇行している車に遭遇したら車間距離を十分あけたり、歩行者は道路から離れたり気を付けてください。

 

女性だけで夜遅い外出は危険

私は東京に住んでいた頃、よく一人で飲み歩いていましたがイタリアでは女性一人で飲み歩くことなんて考えられませんし、まわり(旦那や彼氏)も許しません。

女性複数だとしても、心配されるほどです。

現地の人なら治安面などわかっていると思いますが、観光客の女性のみの場合は、深夜まで飲んだり、深酒しないようにしてくださいね。(酔っ払う前にホテル帰って、ホテルで酔っ払いましょう!笑)

とくに観光客は置き引き・ひったくり・スリや、やらしい男性から狙われやすいので。

 

さいごに

日本でお酒を飲んでいたときのように、イタリアでは飲めない6つの理由でした。

あくまでも私の主観なので、誤解しないで欲しいのがこれが全て正しいとは言えないこと。

しょっちゅうタクシーを利用する人もいれば、しょっちゅう深夜遅くまで遊ぶ女の子もいると思います。

食事代も、「一回の食事20€で高い?ハハハ」と笑う人もいるでしょう。

私がイタリア人と付き合うようになってから、イタリアに住んでから、感じることでした。

ネギ
ネギ

あとね、ワインばっか飲んでると飽きるのよ。缶チューハイ飲みたいわぁ

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コメント

  1. なかじん より:

    最近ナポリ生活開始したのですが、酎ハイの味覚をイタリアで買えるお手頃価格のスピリッツ、割りもので再現するとどうなるのでしょうか? カンパリサワーが精一杯ですかね?

    • ネギ ネギ より:

      >なかじんさん
      返事が遅くなってすみません!
      実際のところ、私はウォッカ+炭酸水+レモン(もしくはグレープフルーツジュース)を家で飲んでます笑
      お酒を普段飲まないイタリア人女子にも高評価です!
      ただひとつ難点を言えば、超微炭酸が主流で、普通の炭酸水がなかなかないことです。炭酸ジュースは普通の炭酸ですが、あれだと私には甘くて。
      まあでもウォッカ+炭酸水でまあまあ満足してますけどね!

      • なかじん より:

        回答を読むのが遅くなり、御礼を述べるのも遅れてしまい申し訳ありません。
        Superoで強そうな炭酸水を見かけましたので明日ウオッカと共に購入してみます。
        どうもありがとうございました。

        イタリアビールとワインのみの生活に飽きて、もう断酒しようかと思っちゃいましたよー。(笑)

        • ネギ ネギ より:

          >なかじんさん

          日本で売られている缶チューハイって、ほとんどが焼酎ではなくウォッカなんです。
          なのでチューハイが飲みたければウォッカでいいかな、と(笑)
          え~ナポリでアペリティーボないんですか?
          アペリティーボ自体はもともと北イタリアの文化ですが、プーリアにもローマにもあるのでナポリにないのは不思議ですね。
          アペリティーボは自己申告しないとアペリティーボにならない可能性があるので、Si puo prendere un aperitivo?など聞いてみるといいかもしれませんが・・・

  2. なかじん より:

    追伸

    あと、ナポリだとアポリティーボを見かけません。実に残念です。

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