イタリアは本当にいい加減な国で、一人がちゃんとしていても他の人がいい加減だと、どんどん期日から遅れていきます。
だからイタリア人は「Pazienza(しょうがない)」という気持ちで陽気に待っていられる人が多い国なんです。
ちゃんと予定通りに運ぶがその分プレッシャーが強い日本
予定通りにはなかなか行かないけどおおらかでいられるイタリア
どちらが合うかは人それぞれですね。
今回は私の実体験や感じたことをもとに、イタリア人のテキトーなところを挙げていきます!!
車の修理でトラブル続き
先日、車が故障してしまい、修理に出したのですが…
一週間後には直ると言われ、待てど暮らせど車は戻らず、結果取りに来てくれと連絡があったのは一か月が過ぎようとしていたときでした。
しかし、また問題が…
車を取りに行き、運転して戻ろうとするが調子が悪い…
モーターを修理したのですが、モーターとは別の箇所で問題が発覚し、また修理に出すことに…
車の整備のことはよくわかりませんが、問題があるところだけ直して確認もせず「ハイ終了」じゃなくないですか!?
修理代も、無駄に取られている気がします。
気の遠くなる引越にかかる時間
これは長かった…
人の優しさに頼れば頼るほど、ここでは先に進めないということを初めて学びました。
私たちは、旦那の両親の使っていない家に引っ越すため、手続き等で遅れたわけではありません。
(イタリアでは手続き等がスムーズにいかないため、それで遅れることもよくあります)
好意で「掃除に来てくれる」という人たちのせいで、どんどんどんどん遅れていきました…
簡単に説明すると
Aさん「良ければ掃除に行くよ!!」
私「ありがとう!!よろしく」
…しばらくしてもAさんは来ない
私「いつ来るの?」
Aさん「ごめん、来週いく!」
…来週過ぎても来なかった
Aさん「ごめん、行けない」
私「じゃあ自分で掃除しよう」
Bさん「掃除してあげるよ」
…Bさん、やっぱり来ない
Bさん「来週いく」
私(デジャブかな?)
…来週過ぎてもやっぱり来ない
という繰り返しでした。
人に頼るより自分でやる方がいいことを学んだ
仕事をしたくない通信会社
Wi-Fiを通すときも、伝えられた日から大幅に遅れました。
「12/26にはWi-Fi開通できるよ!」とボーダフォンの陽気な店員に言われたが、結局この日は開通できず、年が明けてから
「6番地だけネットが通っていないから無理」と言われました。
つまり、別の会社に工事依頼をしないと、Wi-Fiは通せないのです。
私たちはそこの会社に電話してみたのですが、仕事はしたくないらしく、ボーダフォンを含め大手のネット会社での設置は諦めなければいけませんでした。
結果、Wi-Fiが設置できたのは一月の終わり。
Wi-Fi会社は選択できず、唯一可能な会社で設置したのですが、まあ非常に回線速度が遅い…
選べないから仕方ないんですけどね。
ちなみにボーダフォンで契約したときにもらったルーターがあるのですが、結局設置できなかったため、契約した店舗に返しに行ったら
「別の店舗に返しに行くか、ここに電話して取りにきてもららって」
と言われ、電話したのですが五か月経った今でも取りに来ません(;^ω^)
お金払ったわけではないので私たちに損はないけれど。
法律を知らない警察
イタリアでは、結婚や仕事などで移住してビザがある場合、パスポート・日本の免許証・大使館で発行した免許証の翻訳書を携帯していればイタリアに移住してから一年間、車の運転ができます。
(つまりこの一年以内に、免許を書き換えないとイタリアで一から免許をとることになります)
しかし、このことを知らない警察やカラビニエリが多いので、検問などで止められるとめんどくさいことになります…
違反ではないのでこちらに過失はありませんが、説明をしなきゃいけなかったり警察側の確認などあるので急いでたら終わりですね。
ちなみに私は一度も検問や止められたことはありません。
(法律も変わる可能性があるので書き換えしていない免許証で運転するなら、ちゃんと確認してから自己責任でお願いします)
約束の時間はアバウト
友達との約束や、自宅でのプライベートレッスンなど、アバウトな時間を約束する人が多いです。
17時半から18時の間に到着するね!
という感じ。
時間に遅れるぐらいなら最初からそのほうがいいのかもしれませんが、中にはそれでも遅れる人もいます(やれやれ)
だから逆にもてなす側も、この時間までに用意しなきゃ!!というプレッシャーもなくなります。
だっていつ来るかわからないんですもの。
ちょくちょく変わる法律・決まり
イタリアではちょくちょく法律が変わるみたいですね。
また、州によっても手続きなど違うみたいなので、それにより把握していない人も多く色々トラブルになるのだとか。
私は結婚する前、大学留学でイタリアに住もうとしていたので説明会なども参加していたのですが、この大学留学の手続きの内容も毎年変わります。
正式に今年はどういう手順なのかが発表されるまで、留学生は動くことができず、準備期間は発表されてからおよそ一か月の間にたくさんの書類集めをしなければなりません。
イタリアの大学留学に興味がある方はこちら↓
イタリア大学留学の手続き
まとめ
他にも、信号がよく壊れていたり、券売機が壊れていたり、たらい回しにされたり、何かとスムーズにいかないことばかり。
イタリアは不便なことばかりです。
正直、住みやすい国ではありません。
だけど、それが当たり前だから許せる部分もあると思います。
全てがスムーズにいく日本は、労働者は「期日までに終わらせないと」という使命感のせいでストレス大国になっているんじゃないかと、私は感じます。
北イタリアより南イタリアのほうが、よりゆっくーりしてると思われます。
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