イタリア人は本能のままに行動する人が多く、良く言えば自由、悪く言えば自分勝手です。
周りに気を使ったり、空気を読んだりしないので、自分の思いのままに行動できるので個人としてはストレスフリーです。(振り回される周りがストレスですが笑)
そんなイタリア人の自由な行動をご紹介!
予定や時間を守れないイタリア人
時間や予定にルーズな人は多いです。
もちろんきっちり守るイタリア人もいますが、もしホームパーティーに10人を招待した場合、時間通りに来る人は1-2人なんてことは日常です。
その10人のうちひとりは2時間ぐらい遅れてる来るなんてことも。
レストランを予約しているわけではないし、映画の上映時間があるとかそういうわけでもなく、「ホームパーティーだから遅れても問題ないだろう」と、もう舐めてるとしか思えないですよね。おっと、愚痴になってしまいました。
「土曜日、SUSHIを食べに行こう」と友達と約束しているとします。
待ち合わせの時間は当日決めることもザラだし、事前に待ち合わせ時間を決めても当日「何時だっけ?」と聞いてきます。
挙句、「ハンバーガー好き?食べ行かない?」と言われ、、
SUSHIはどこ行ったー!!
もちろんドタキャンもあり、日程変更もあります。
慣れてしまえばこのテキトーさ加減は楽になり、私も気分が乗らなかったら断ってもいいだろう、という気楽に構えることができます。
ただ、これが日本人とイタリア人の板挟みになるともう大変!!
例えば、イタリア人複数と日本に帰国し日本人の友達や家族と会う予定を立てる際、日本人は早い段階から予定を決めてきますが、イタリア人にそんな先の予定は立てられません。
旅行日程表を作ったとしても、イタリア人のマイペースさで予定はどんどん崩れていきます。
そんなこと知らない日本人からは予定を聞かれ、「予定変更になっちゃうかもしれないけど、とりあえず〇〇の予定でいい?ごめんねぇ」と謝るのは板挟みの私、イタリア人のマイペースさに振り回され結局予定変更になって「ごめん、やっぱり〇〇に変更で」と謝るのも私。
おっと、また愚痴になってしまいました。
ちなみに、イタリアで友達間での約束をする場合、「12時で」というより「12時~12時半」という大雑把な時間で約束の仕方をします。
レストランでの予約も、下手すると店側が予約時間を聞かない場合があります笑
イタリアのレストランは営業している時間が20時~23時などと短く(3時間!)、テーブルが回転する余裕がないため、時間を指定する意味があまりないからです。
そういうお店は20時と予約しても、30分ぐらい遅れても問題ないと考えている人も多いです。
※お店によります。日本のように回転させるお店もあり、席の時間制限を設けるお店も少なからずあります。観光地は営業時間も長いところも多いため回転します。
まあ、時間や予定に縛られない国民性ですよね。
列を作れない・横入りする
イタリア人、列を作って並ぶことができません。
スーパーのレジは並んでいますが、列が長くなるほど、順番が曖昧な並び方をしどちらが先に並んでいたのかトラブルになることもあります。
郵便局ではここ数年で順番待ちチケットの機械ができたため、番号が呼ばれるシステムになりましたが、診療所などでは自ら順番を覚えいないといけません。
日本人からすると考えられないですよね。
待っている人が少ない場合は、自分より先に来ている人がいなくなったら自分の番と覚え、たくさんいる場合は「最後の人は?」と聞いて、その人の後だと自分で把握しなければなりません。
やはり自己申告になるため、順番でケンカになって警察を呼ぶ事態もあるそうです苦笑
診療所以外でも、番号チケットがないお肉屋さんや屋台などは同じように自己申告になるので、私は人が多い場合はとても嫌なので避けてしまいます。
スーパーのレジは、先ほど並んでいると申し上げましたが、シレッと横入りしてくる人もいます。
周りが見えてないから横入りしてきてるのか、わざとなのかはわかりませんが…。
私は日本のスーパーの場合、通路の邪魔になるようなら列の間隔をあけて並びますが、イタリアでそれをやったら普通にその間隔に入って並ばれます。なぜならイタリアでそんなまわりを思いやった行動をする人はいません。
逆にスマホいじってたり、おしゃべりして並んでるのかわからない人もいます。やはり周りが見えてないですよね。
私はトラブルを避ける意味でも、イタリアではなるべく間隔を詰めて並ぶようにしています。
しかし、マイナスなイメージだけでもなく、日本になくてイタリアにはあるプラスなところもあります。
それは、買い物の量が少ない人に順番を譲ってあげるという文化。
私は「それだけ?じゃあ先にどうぞ」と言われ、5人ほど並んでいた列を後ろ3人が譲ってくれたことがありました。
日本ではあまりみない光景かなと思います。(大阪とかはあるのかな?)
営業時間も予告なしに変更
お店・レストラン・スポーツジム・役所などの営業時間も予告なしに変更したり、急遽休みになったりすることもイタリア流です。
個人商店ならまだしも、役所やスポーツジムなどではあらかじめ休業を伝えておくのが普通で予告なしに滅多に休みになることはないのが日本流だと思いますが、イタリアの場合は夏休みの期間を過ぎても休みのまま…なんてこともあります。
しかも公式ホームページでも掲載されていないこともよくあるため、せっかく足を運んだのに休み…なんてこともわりと起こりうるんです。
日本の場合は、営業しているか不確かな場合はネットで調べれば正確な情報が出てきますが、イタリアではネットで調べても出てこないため、イタリア人はあまりネットで調べようとしません。調べても意味ないですからね。
電車・バスの時刻表もあてにならない
あるはずの電車やバスが急遽なくなることもよくあります。
〇分発の電車に乗ろうと駅で待っていたら、いきなり運休になったりします。(しかも地方だと次の電車が1時間後なんてことも)
イタリアはこういう連鎖のおかげで、約束を守りたい人も守れず、業者・仕事なんかもどんどん遅れるんですよね。
日本の場合、天災・人災などでない限り、運休になることは滅多になく、遅延していてもちゃんとアナウンスが流れるし、数分の遅延でも謝罪のアナウンスが流れるほど時間にきっちりしていますが、イタリアの場合は、逆に早く出発してしまうこともあります笑
自分の仕事を把握していない人が多い
お役所・郵便局・警察など、自分が働いているところのシステムをちゃんと把握していない人も多いです。
そのため、何度も無駄足を踏まされたりします。
足元見られて、絶対できるはずなのに「できない」と言われて追い返される場合もあります。
私は仕事柄、郵便局をよく使いますが、何度もやっていることを「できない」とシステムを把握していない郵便局員に言われることもあり、前回はできた、公式サイトにできると記載されている、などと自分の主張をはっきりしないといけないため、とても疲弊します。
公式サイトに記載されているのにも関わらず「おかしい。以前はできなかったはずだ」と自分の非を認めない輩も出てくるほど…。
お役所なんかもそうで、「外国人めんどくせーな」と思われているのか人によっては相手にされないこともあり、イタリア人と一緒に行くとスムーズに行くこともあるため、やはり強気で主張しないと舐められてしまいます。
(幸い私が住んでいる街の役所は友達のお母さんが働いているためか、丁寧でちゃんとした接し方でスムーズです)
日本とイタリアどっちがいい?
日本の場合は世界的にも驚くほどに色んなことがちゃんと機能しています。
それが日本の真面目さの良いところでもありますが、きっちりかっちりしているためストレスになりやすい社会だと思います。
外国人が旅行で日本に来る分には、すべてがちゃんと機能していてなんて素晴らしい国なんだと思うかもしれませんが、暮らしてみなきゃわからない闇も多いですよね。
イタリア人なんてとくに日本人は細かすぎると思う人は多いと思います。
一方、イタリアは諦めから入っているため順調に行くと感動してしまいます。
しかし順調にいかないことは数か月も待ったりするので、それがストレス。(例えば暖房機が壊れているのに修理に何か月もかかり春を迎えた、なども起こり得ます)
人間性についても、私のイタリア人旦那は、「イタリア人は羊のようだ。こっちと言われればみんなで同じ方向を向いて騒ぐ。日本人はいつも冷静で教養がなっていて素晴らしい」と言っています。
あなたはどちらが性に合っていますか?
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