「イタリアに移住したいなぁ」「いつかヨーロッパに住んでみたい」と考えている方に、「移住の夢は叶うのか」「実際に住んでみて大変なこと」「私の経験から得たもの」をまとめました!
私もイタリアに住むのがずっと夢だったので、同じような夢を持つ人への参考になればと思い、書き続けてきたブログです。
※主にイタリアの場合で書きます。住みたい国によっては状況が変わってくるかもしれませんが、ヨーロッパなら共通している部分は多いと思います。なのでイタリアを含め総称して“海外”と表記することがあります。
海外移住するにはどうすればいい?
移住する術は大きくわけて5つあります。
- 留学
- 仕事(現地採用/海外転勤)
- 国際結婚
- リタイアメントビザ
- お金持ちw

お金があれば海外にも住める
留学
実現度…★★★★☆
「留学できるほどのお金がない…」と悩む人が多いと思いますが、実はイタリアの大学は「安く」「長く」通えます。
「大学?そんな語学力がない」と思われるかもしれませんが、わりとどこの大学も入学試験は簡単にパスできます。

詳しく知りたい方は「【留学】語学学校よりも大学をすすめる理由」を読んでください。
ただし大学の場合は、本気の人以外はオススメしません。
ちょっとだけ滞在したい、それなら短期の語学学校をオススメします。
仕事(現地採用/海外転勤)
現地採用
実現度…★☆☆☆☆
現地での仕事探しですが、ビザがない状態での仕事探しはかなり難しいです。例え会社側が採用したいと思っても、ビザを出せないのが現状です。
移住前に私も、日本人に興味あり雇いたいという経営者に出会いましたが、結局学生ビザを取得するまで待つとのことでした。

どうしたら移住できるのかある企業に聞きに行った内容を記事にしたので「イタリタに移住する術を尋ねに行った」を参考にしてください。
海外転勤
実現度…★★☆☆☆
日本で海外に転勤できるかもしれない仕事に就けば、海外に住める可能性はありますよね。
ただ、その転勤はいつになるか、本当にその日はやってくるのか…など100%保障されるものではありません。
ワーキング・ホリデー
イタリアは残念ながら協定国ではないためワーホリはできません。
フランス・ドイツ・スペイン・イギリス等は協定国ですよ~
国際結婚
実現度…★★★☆☆
日本に住みながら良い相手が見つかれば、これが一番簡単で手っ取り早いです。
だけど、それもいつになるのか。早く結婚・移住したいと思っている人には得策ではないです。
もし結婚して初めて海外に住む人は、同じ経験者として結婚を決める前によく考えて欲しいと思います。

外国人と結婚して将来海外に住みたい!と思っている人は是非読んでください。
リタイアメントビザ
実現度…★★☆☆☆
イタリアもリタイアメントビザで退職後に移住できます。(条件など詳しいことは各自調べてください)
ただ、年を取ってからヨーロッパに住むのはかなり大変だと思います…。
物価も高いし、アジアとの文化も違うし、だからマレーシアやタイなどの東南アジアを選択する人が多いんでしょうね。
お金持ち
論外なので省略w
【結果】大学留学がいちばん確実
私はひとまず学生ビザをとってから仕事探しをオススメします。
学生ビザがあれば、雇ってくれるところは増えます。
あと現地でいい人と出会い、そのまま結婚できるかもしれませんしね!
実際に海外で暮らす大変さ
始めの3か月は観光気分で楽しいと思いますが、その後海外で暮らす本当の大変さが身に染みて、焦ってくる人もいると思います。
もし海外に住んでみたいなら1か月、3か月の滞在では何も本質は見えてきません。私は少なくとも1年は住むことをオススメします。(旅行ビザでは3か月がマックスなので、1年以上の留学をオススメする)

文化の違いなどで奮闘するのは当たり前のことですが、住んでみて大変・不便だなーと思ったことは「日本人が海外で暮らす大変なこと」にまとめました。
また「イタリアのいい加減な6つの事例」や「【イタリアの郵便局】テキトーな対応6選」も併せて読んでください。
あとちょっと辛い現実…。生きる上で大事な医療問題「日本の方がマシと思ったイタリアの医療制度」。イタリアに住みたいならこれも踏まえておくべきかも。
離れてから感じた日本の素晴らしさ
“イタリアが日本より不便なことは知っている!それでもイタリアに住みたいんだ!”
なんて息巻いて夢が現実になったのですが、実際に住むとやっぱり日本と比較してしまいます。
日本を離れたからこそ、日本のいい部分が見えて良かった、これは海外移住者の特権ですね。

詳しくは「日本は素晴らしいと思ったこと【移住して感じたこと】」へ!
とくに日本以外に住んだことない人は必読!
あと、日本人が当たり前にやっていることって、実は神道や仏教の教えが多く、例えば「使ったものは、ありがとうと言ってから捨てなさい」というのもモノに命が宿るという、仏教の考え方なのです。私はこの考えは素敵だと思いました。

外国に住んでなかったら気づかなかったかもしれません。
イタリアの素敵な国民性
逆に、イタリアの素晴らしいところを箇条書きにすると「陽気な国民性」「世界遺産がダントツにある」「バカンスが取りやすい」以外あまり思い浮かびませんでした…笑
だけど、この国民性は生きる上で一番大事なことだと思います。
「真面目で不便が少ない国だけど下ばかり向いている暗い国民性」と、「日本なら1日で終わることが1か月かかるテキトーな国だけど、陽気で気楽な気持ちでいる国民性」と、どちらに住みたいかと考えたとき、私はイタリアを選びました。
イタリアってどんな国民性か詳しくはこちら「イタリアの素晴らしいところ」「良くも悪くも自由奔放なイタリア人」

イタリア人男性ってどうなの!?という方は「イタリア人男性って本当にチャラいの?」をみてね!
あと、「イタリアの田舎に住んで良かったこと、悪かったこと。」もまとめましたので、どこに住もうかなんて考えている方は参考にしてください。
国際結婚に興味がある人へ
とりあえずイタリアに住めば、現地の恋人ができ、そのまま結婚になる可能性は大いにあると思います!
しかし日本でもイタリア人を含め外国人と知り合える方法がありますよ~!
私の場合は、イタリアに移住する前にイタリアで旦那と知り合いました。運命もあると思いますが、旅行でナンパされて付き合って結婚というケースも意外とあるんですよね。

どうやって旦那と出会って結婚に至ったのか詳しくは「意外とできた国際遠距離恋愛-前編-」をご覧ください!(ちなみに私の場合はナンパではない)
ちなみにうちの旦那はイタリア人っぽくないイタリア人ですが、でもやっぱりイタリア人だと思うのは甘い言葉をかけてくれたり、常に私の容姿を褒めてくれます。
まとめ
このブログは、イタリアに移住したい人を応援するとともに、イタリアのいいところだけでなく悪いところも伝え、移住をする/したい上で参考にしてもらえればと思い立ち上げました。
私が移住を夢みていた頃に、インターネットで検索をかけ色々なウェブサイトをみてきましたが、マイナスなことよりプラスなことが書かれている印象を受けたので、プラスの記事を鵜呑みにしないようマイナス面も包み隠さず記事にしているつもりです。「イタリアって住みにくそうだなぁ」という印象を受けるかもしれません。
それは間違いなく、合っています笑
海外生活って決してきらびやかではなく、どちらかというと苦労やストレスが多いと思います。
しかし、もう日本へ戻りたくないという人がいるのも事実。そこの生活が合うのか合わないかは、本人次第なので私は奨励も否定もできません。
私は日本人イタリア在住者として、情報の酸いも甘いも届けていきたいです。
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