Invece(インベーチェ)という単語、どのように学びましたでしょうか?
私は「一方で」と学びました。
この“Invece”、私はなかなか気に入っていて、イタリアでもよく使われるのひとつです。
Inveceの基本的な使い方
基本的な使い方は
Questo Kaki è dolce. Invece quello non è dolce.
この柿は甘い。一方であの柿は甘くない。
※柿はイタリア語でもKakiもしくはCachiです。
A Paolo piacciono i cani. Invece a me piacciono i gatti.
パオロは犬が好き。一方で私は猫が好き。
このように、対立する何かを言う時に使います。
私はこのように学んだのですが、実際にイタリア人と話したり、映画などをみていると、応用されてもっと面白い使い方をしています。
「一方で」と言うと普段あまり使わない言葉なので、ピンと来ないかもしれませんが、先ほどの例文をナチュラルにすると
「この柿は甘いけど、あの柿は甘くない」
と、「けど」と置き換えられます。
つまり「しかし」「だけど」という意味で使われます。
ma/peròと少し違うニュアンス
しかし、inveceはmaやperòとは少し違います。
(ma, però =英but)
対立する対象があるときはinveceを使います。
Questo è buono, ma quello no.
Questo è buono, invece quello no.
「これは美味しいけど、あれはダメ」
maやperòを使った方がやや控えめに言っている感じがします。
inveceを使った方が、もうすでに言いたいことが決まっているという、ハッキリでスマートな雰囲気があります。
※あくまでも持論です。
Inveceのネイティブな使い方
また過去に起きたこと、感じたことと逆のことを言う時に使います。この使い方が、ネイティブで面白い〜と個人的に思います!笑
【例文】
Pensavo che oggi pioveva, invece no!!
今日は雨だと思っていたけど、違った!!
☆予想と違ったとき
Sembrava buono, invece…
美味しそうに見えたけど…
☆子供が立ったとき
Ieri non ti sei riuscita ad alzare, invece oggi si!!
昨日きみは(足で)立てなかったのに、今日はできた!!
☆友達をからかうとき
Ti piace Paolo, vero?
パオロのことが好きなんでしょ?
No no!
好きじゃないよ!
Invece…/Invece si!
どうかな…/好きだね(ニヤニヤ)
このinveceという言葉を覚えておくと、表現力が会話の中でグッと上がります。
映画などでもよく使われているので、注目してみてくださいね♪
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