ピエモンテのバーニャカウダとそのレシピ

前回のブログでピエモンテ州の方言について少しだけ触れました。
今回はピエモンテ州の郷土料理。

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バーニャカウダは日本人の方が知っている

私がまだイタリアを詳しく知る前、日本で初めて知り合ったイタリア人に

「イタリア料理で何が好き?」

と聞かれ、私は

「バーニャカウダ」

と答えました。

そのイタリア人はすごく驚いて、喜んでいたのですが…

 

実はバーニャカウダって、イタリア全土で知られている料理ではありませんでした。

バーニャカウダはイタリアのピエモンテ州の郷土料理です。

ピエモンテ州はフランスがすぐ隣で、イタリアの端、北に位置します。
冬のオリンピックがあったトリノもピエモンテ州です。

 

私の住むアブルッツォ州で「バーニャカウダ」と言っても、なかなか知る人は少ないくらい、イタリア全土で有名なわけではないのです。

なのでレストランに行ってもお目にかかれません。

イタリア人でも知らない料理が日本ではすごく人気なんですね~

好きな料理を聞かれたとき、たまたま思いついたのがバーニャカウダだった(ぉぃ)のですが、たまたまたまたまそのイタリア人がピエモンテ出身だったのはラッキーです笑

 

ピエモンテのバーニャカウダ

さて、日本では女子を中心に人気のあるバーニャカウダですが、本場のバーニャカウダは少し違いました。

食べ方は同じです。

アンチョビとニンニクを効かせたソースに野菜をディップして食べます。

ピエモンテ出身の友達のおうちで本場のバーニャカウダをご馳走になったのですが、ニンニクが効いててかなり美味しかったです!

バーニャカウダ好きの私の母に食べさせてあげたい!と思ったぐらいw

 

では何が違ったのかというと、ディップする野菜が日本とは異なりました。

日本では、生のパプリカ・きゅうり・にんじん…など生野菜がメイですが、ここではすでに焼いているパプリカやナスなどで、生野菜はありませんでした。

シャキシャキと歯ごたえのある野菜に食べなれていたので、少し予想外。

しかし生野菜もあるそうで、たまたまその時は焼いた野菜だったのかもしれません。

その友達からレシピを頂いたので、是非作ってみてください☆

 

バーニャカウダのレシピ

Bagna cauda(バーニャカウダ) 四人分

<材料>
アンチョビ150g
バター60g
ニンニク3かけ
オリーブオイル200ml
牛乳100ml
お好みで生クリーム少し

 

<作り方>
①ニンニクを牛乳に浸して約2時間置く。

②ニンニクを取り出し、よくすりつぶす。
※牛乳はその後使わず捨てるらしい

③バーニャカウダ用の容器にバターを入れ、弱火で溶かす。

④オリーブオイルを入れる。
※バターとオリーブオイルは焦がさないようにする。

⑤アンチョビとニンニクを入れ、約10分ゆっくり混ぜる。
好みで生クリームを少し入れてもOK

あとはお好みの野菜を用意してディップするだけ♪(生でも焼いてでもOK)

本場ピエモンテのレシピ、是非試してみてください!

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