海外のレストランでぼったくられた時の対処と事前対策。STOP泣き寝入り

イタリアは世界屈指の観光大国。

観光客が増えれば、それを狙った詐欺まがいのぼったくり店も増えます。

ぼったくり店に入らないようにするには?万が一ぼったくられた場合どうすればいいか?

せっかくの楽しい旅行、嫌な思いはしないためにも策は打ちましょう!

 

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会計時に法外な額を請求されたら?

どう考えてもこの値段はおかしい!という場合は、素直に従わずになるべく抵抗しましょう。

日本人はトラブルを避けたかったり、言葉がわからず支払ってしまう人が多いですが、泣き寝入りしないためにもできるだけの手はつくしましょう。

まず、明細を提示してもらう

明細(レシート)をお客さんに渡すのは義務付けられているため、提示しないと言われたら法律的にアウトなので警察を呼びましょう。

もしメニューと違う値段だった場合は、メニューを見せるようにいい、そして証拠写真もとりましょう。

証拠写真はあとあと役に立つかもしれません。できれば会話も録音。

これは詐欺ではない!

店員さんに勧められてどんどん料理を持ってこられ、多額を請求されたという被害もありますが、これは詐欺ではなくただの悪質店なので、訴えることはできません。勧められてOKした段階で注文したことになります。

また、「ジェラートに5€も払った!(通常、スモールサイズなら2€前後が相場)」という文句も見聞きしますが、購入前に値段を尋ねてから検討してください!

提示された額と違う料金を請求されたり、支払う必要のないチップを強制された場合を、詐欺やぼったくり店と呼びます。

 

サービス料・席料・チップ

イタリアは料理以外に以下の料金が、会計時に含まれている場合があります。(必ずではない)

・Servizio(サービス料)
・Coperto(席料)

がありますが、サービス料は高くても10%、席料も通常は2-3€/一人で、両方請求されることはありません。

サービス料や席料もメニューに表記が義務付けられています。

メニューに表記がない場合は支払う義務はありません。逆に、席料20€/1人と表記されていた場合は支払わなくてはいけないですが、そんな悪質店は長く続かないでしょう。

 

Mancia(チップ)はイタリアは払う義務がないので、上乗せされていたら断ることができます。

始めから上乗せした金額で請求してくる時点で悪質店です!1€も払う必要はありません!

(アメリカなど、従業員のお給料をお客さんからのチップで賄う国や地域もありますが、イタリアはちゃんとお給料が支払われているのでチップは必要ありません。もちろん好意で渡す分にはOK)

 

強く抗議する

「詐欺だ」と思っていても、大人しく支払ってしまう日本人が多いため、より日本人は標的にされやすいです。

なので、声を大にして主張してください。

日本語でも構いません。怒っているという意思表示が大事です。

店側もトラブルは避けたいと思うはずなので、値下げに応じるか、騒ぎを駆けつけて警察がやってくるかもしれません。

こちら「【イタリア語】レストランで使えるフレーズ!入店時からトラブル対処まで」にイタリア語でなんと言うべきか書いてあるので、イタリア語が必要な場合は参考にしてください。

 

カラビニエリ・警察に通報

お友達など複数人の場合は「お金下ろしてくる」などと言って、近くにいる警察またはカラビニエリ(CARABINIERI)に助けを求めるのも手段です。

イタリア語ができるならカラビニエリの緊急番号112で通報、もしくは近くのお店や人に助けを求め通報してもらいましょう。警察は113です。

ちなみに警察よりカラビニエリに通報した方がいいと言われています。

詳しくは「カラビニエリとポリツィア(警察)の違い【わかりやすく簡単に説明】」を読んでね!

 

大使館に電話

イタリア語が話せない場合は、大使館に電話してみてください。

在イタリア日本大使館(領事部)
(+39)06-487-991
9:30-12:45, 14:15-16:30 (月~金)

 

他のお客さんに助けを求める

他にお客さんがいれば、助けを求めましょう。

そのお客さんも同じ立場になるかもしれないので、味方が増えれば店側も法外な額を請求をやめるかもしれませんし、他のお客さんが通報してくれるかもしれません。

 

支払ってしまったら

あらがっても、状況によっては支払うことを余儀なくされるかもしれません。

その場合は、なるべく証拠となるもの(レシートなど)を集め、店を出てから警察またはカラビニエリに通報するか、イタリア語が難しければ大使館に連絡しましょう。

メニューの表記と違った値段を請求された場合は、領収書があれば差額の返金を要求できます。

領収書をもらえなかった場合は、お金が戻ってくる可能性は低いかもしれませんが、行動を起こすことによって、ベネチアのぼったくり店が摘発されたように、このお店も摘発されたり、これ以上被害者が増えるのを防げるかもしれません。

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ぼっくられない対処法

  • 客引きには乗らない
  • ネットで口コミチェック
  • 値段が記載されたメニューから注文

客引きには乗らない

客引きにも簡単についていかないようにしましょう。人気店なら客引きなんてする必要はないはずです。

ぼったくりじゃないとしても、観光客を狙った客引きが多いので低クオリティ高コストかもしれません。

口コミをチェック

悪質店はグーグルトリップアドバイザーの評価も悪いので、レストランに入る前にチェック。

お店に入ってしまった場合は、オーダー前に口コミをチェックし、不安だったら出ましょう。

値段が記載されたメニューから注文

「メニューにないオススメ料理やコースはいかが?」と、口頭のみの場合は気を付けて!

必ず、値段が記載されたメニューの提示を求めましょう!

口頭だけだと危険です。言われた金額と違う金額を請求されるぼったくりが多く存在します!

また、値段が記載されたメニューを出されても、怪しいと思ったらメニューや料理の写真も撮っておきましょう。

 

まとめ

  • グーグル・トリップアドバイザーで口コミをチェック
  • 怪しいと思ったら、メニューを写真撮影、ボイスレコーダーで証拠を
  • 高額請求されても素直に応じず抗議
  • ぼったくられたらカラビニエリに通報、または大使館に相談
  • チップ(Mancia)は払う義務はない

「払うまで帰さない」と言われた場合は、その場で通報するか、他のお客さんに助けを求めてください。

こちらも「明細をくれるまで払わない」と言い、Manciaが含まれていた場合は「チップは払わない」と主張しましょう。

日本人は大人しくお金を持っていると思われているため、とくにぼったくられやすいです。

そのイメージ通りにならないよう、流されないように注意してください。

 

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