イタリアを含め海外では車上荒らしは珍しくありません。
最近では武井壮さんもスペインで車上荒らしに遭ったそうで、車の中に残しておいた荷物が盗まれてしまいました。
海外では車の中、見えるところには絶対に荷物を残してはダメです!
「別に貴重品はないから大丈夫」と言って、財布を抜いたバッグや上着などを置いておくのもダメ!
例え貴重品が盗まれなくても荷物を置いといたせいで、窓ガラスが割られてしまいます。
彼らはピッキングではなく、窓ガラスを割って盗みに入ります。
今回は私が車上荒らしに遭った話と、イタリアの軍警察(カラビニエリ)と、海外で車を使用する際の注意点をお伝えします。
車上荒らしに遭った話
まだ私がイタリアに住む前で、その日はイタリア旅行のためローマに到着した直後の話でした。
私がローマの空港に到着すると、迎えに来てくれたのは友達夫婦と、当時交際すらしていない旦那、旦那の義父と4人とまさかの大勢でした。(このとき義父とは初対面)
どうやら、義父の友達もちょうど同じ日に空港に到着し迎えにいく予定だったらしく、8人乗りの大きなバンでみんなで迎えに来てくれました。
義父の友達は私よりも後の便のため、私たちは空港から車で10分ほどのレストランへ。
この時、4人もイタリア人がいたのにみんなアブルッツォ州での平和ボケをしていて誰も注意喚起をする人がいませんでした。
旦那は助手席にカバンを置いたまま、友達は上着を置いたまま、私のスーツケースなどの荷物も隠すことなく外から見える状態…。
レストランから車に戻ると、窓ガラスが割れていてシートに破片が散らばっていました。
私は、後ろにあるはずのスーツケースはもうないだろうとすぐに悟りました。
友達の上着はありましたが、案の定、私が日本から持ってきた荷物、旦那のカバンは盗まれました。
イタリア旅行初日にして、私の荷物は肌身離さず持っていた小さいカバンのみ。
幸い、そこにパスポートや財布などの貴重品はありました。
さらに幸いなことに、私のスーツケースには高価なものはなく、服もイタリアで買い替えようと思っていたので着古した服ばかりでした。
残念だったのは、私が今まで勉強したノートと、友達のために持ってきたお土産が渡せず盗まれてしまったこと。
当時、エアチャイナは32kgまでのスーツケースがOKだったため、32kgギリギリの荷物を一人で頑張って東京の家から運んだのに、それも無駄になりました。泥棒もよく頑張ったよね笑
とりあえず、窓の応急処置をしてイタリアの軍警察(カラビニエリ)へ向かいました。
夜のカラビニエリ
カラビニエリ(CARABINIERI)とは軍警察で、一般的な警察(ポリツィア)よりも大事なものらしく、こういう時は警察ではなくカラビニエリへ。
→カラビニエリとポリツィア(警察)の違い【わかりやすく簡単に説明】
ただし、ここはイタリア。
時間もすでに夜21時過ぎ。
すでに建物は真っ暗で、インターホンを押してもシーン…
と持ったら、上の階の窓があいた!!
・・・・・・・・・パタン
閉まった!!
・・・シーン
居留守を使われた!
もはや居留守でもないっっっ
ただのシカト!
日本で警察が夜中に対応してくれないなんてことが起きたら全国ニュースで謝罪会見です。
今夜は諦めて帰宅(友達の家)することに。
翌日、改めてカラビニエリに出向き被害届を出しました。
見つかる可能性は低いと言われましたが、私も期待はしていませんでした。ただ、被害届を出したという書類が必要だったのです。
(実際見つかることはありませんでした)
海外旅行保険は入っておくべし
私は海外旅行保険に加入していたので、盗まれたその日の夜に保険会社に電話。
日本時間では朝の7時頃でしたが丁寧な対応をしてくれました。必要書類など手続きの説明をされ、帰国後、落ち着いたらでいいので電話ください、とのこと。
その後、送られてくる資料に盗難されたものを全て書き、時価額で保険金がおりるらしい…
ただ、この時価額ってあやふやで実際いくら返ってくるかわからない…
そのため旅行中に思い出せるのをメモしました。
保険金の結果ですが、かなりの額が返ってきました。
ほとんど書いたままの金額で、旅行前に病院からもらった常備薬代も返ってきました。
診察料とコンタクトレンズは適用外でしたが、それでも盗まれて良かったかもしれないほどの保険金が返ってきました。
海外で車に乗る際の注意点
友達の車に乗せてもらう、レンタカーを借りる場合など、外から見えるところに荷物を残すのは気を付けてください!!
現地の人は、カーナビは取り外し式のもので駐車して車を離れる際にはダッシュボードに隠したりします。
車の盗難防止のため、ハンドルも取り外し可能のものもあるそうです。
また、目的地に駐車してからトランクに荷物を移動させるのも危険。
それを泥棒が目撃していたら車の窓ガラスを割られてトランクの荷物ごと盗まれてしまいます。
泥棒もむやみやたらに車上荒らしはせず、リスクを下げるため狙いを定めます。
知り合いはダッシュボードに入れていた財布・滞在許可証などの貴重品を盗まれましたが、これも駐車したあとダッシュボードに入れていたのを目撃されたんだと思います。
トランクの荷物を取り出す場合も、目的地で取り出して車を離れるのではなく、別の場所で取り出してから目的地で駐車をするように心がけてください。
人通りが多い昼間や平和な田舎などは車上荒らしの被害は比較的少ないですが、注意をするに越したことはないですよね。
\イタリア旅行を計画している人へ/
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