ローマから約1時間のところにティヴォリ(Tivoli)という街があり、2001年にユネスコの世界遺産登録されたヴィッラ・デステ(Villa d’Este)があります。日本語に訳すと「エステの別荘(屋敷)」。
お屋敷は巨大な富を窺える豪華さ。しかし、すごいのはお屋敷よりも庭園。屋敷が小さく見えてしまうほどの広大な土地と無数の噴水。
ローマから少し足を伸ばしたいなぁ、なんて人は是非訪れてみてください。
Tivoli到着
行き方はバスと電車があります。
バスの方が行きやすいのですが、イタリアのバスは観光客には非常にわかりづらい(イタリア人ですら現地の人じゃないとわかりづらいw)。乗るときはいいものの、車内電光掲示板も案内もないため降りる停留所がわかりにくいんですよね。
帰りはローマ終点なら降り間違える心配はないので、行きは電車、帰りはバスがいいかもしれません。
バスに乗る際は、バスに乗る前にタバッキでチケットを買うのをお忘れなく。
私はローマからバスで行き、Rocca Piaという遺跡の前で下車。
ここから歩いて5分くらいで目的地のヴィッラ・デステに到着。
ちなみに電車だとTivoli駅から徒歩20分ほどかかるみたいです。
世界遺産エステ家別荘
ヴィッラ・デステの入り口はこちら。
18歳未満は入場料無料、25歳未満は5€、一般は10€、指定の学校の学生だと無料です。
また月曜日は休館なので注意。
営業時間も月によって違いますが、冬だと16時が最終入場なので注意してください。
入り口でマップをもらえますので、もらっておきましょう。
壁から天井まで隙間なく埋め尽くされたアート…
モザイクもふんだんに使われています。
このモザイク、どれだけの時間が費やされたんでしょう…。
これも全てモザイクでできています。
※館内の撮影は禁止されていたという他の方のブログも見ましたが、この時はとくに禁止されていませんでした。時期によるのかな?
さて、中はここまでにしておき、メインともいえる庭へ!
お屋敷は丘の上にあるため、屋敷から庭が見渡せます。
この広さ、写真で伝わりますかね?
真ん中の道が途切れるところまで庭です。途切れた先はまた屋敷の所有の家だか倉庫だかがあります。
庭の途中からお屋敷を見るとこんな感じ。
Fontana di Nettuno(ネプチューンの噴水)
1927年建設で最も新しい噴水。
数ある噴水の中でここが一番豪勢に作られているのではないでしょうか。
裏側にも滝が流れており、贅沢に水使い過ぎだろ!笑
Cento Fontane(百の噴水)
ここは映画の舞台としてよく使われている噴水。
インスタ映えもバッチリ笑
Fontana dell’Ovato(楕円形の噴水)
1567年に建設。
数ある噴水の中で、一番ロマンチックな気がします。
たくさんのカップルが腰をかけ、休憩スポットにもなっていました。
Fontana dei Draghi(ドラゴンの泉)
伝説によると1572年の9月のある一晩で建てられたそうです。
円形に並んだ4匹のドラゴンから出る勢いのいい真っすぐな噴水は、銃器をイメージしているのだとか。
Fontana della Natura o dell’Abbondanza(自然や豊穣の噴水)
自然の豊かさと絶え間ない人生を象徴しています。
庭でのんびりとした時間を
日光浴をしたり、座って談笑したり、歩いて観光だけでなくのんびり過ごしている人も多かったです。
中にはワインを持ち込んで酒盛りしている若い女子グループも…
いいのか…いや、マナー違反ですよね…ギャーギャー騒いではいませんでしたが。
さいごに
今回紹介した噴水はごく一部。まだまだたくさんの見どころがあります。
私が行ったのは実は3月という…ちょっと前なんですけど笑、とても天気が良くカンカン日照りで長袖じゃ暑いぐらいでした。
イタリアではRが付く月は「空気は冷たいが、陽射しが強い」と言われていて、家の中や日陰は寒いぐらいなのに、日向は半袖になりたいほど暑い。玉ねぎのような重ね着が必要です。
イタリア語でRが付く月は、FEBBRAIO(2月)、MARZO(3月)、APRILE(4月)、SETTEMBRE(9月)、OTTOBRE(10月)、NOVEMBRE(11月)、DICEMBRE(12月)…ほとんどですね笑
ちなみに、この日この場所でイタリアの歌手Zuccheroさんをお見かけしました!
芸能人も訪れる観光スポットなんですね~
\アブルッツォの観光地/
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